勅祭社
あつ た じん ぐう
熱田 神宮
主祭神
住 所
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備 考

 その創建はなんと113年にまでさかのぼる。 熱田神宮にまつられているのは草薙神剣くさなぎのみつるぎだ。 神話にも登場する剣で、八咫鏡やたのかがみ八尺瓊勾玉やさかにのまがたまと合わせて三種の神器と呼ばれ、皇位継承の神璽みしるしとされている。

 八岐大蛇やまたのおろちの尻尾から出てきたとされる草薙神剣は、紆余曲折を経て伊勢神宮にうつされていた。 景行けいこう天皇の御代、日本武尊やまとたけるのみことが授かり、東夷征伐においてその力を発揮したという。

 そして尾張(愛知県西部)で宮簀媛命みやすひめのみことを妃に迎え入れ、この剣を託し、伊吹山の賊を討伐に向かう。 日本武尊は、伊吹山中で山の神の毒気に触れ、伊勢国(三重県)で亡くなってしまう。 宮簀媛命は託された神剣を、一族が祭場としていた熱田の地へまつることにした。 これが熱田神宮の創祀といわれている。

 熱田神宮の主祭神は熱田あつたの大神おおかみだが、これは草薙神剣を御霊代みたましろとした天照あまてらす大神おおかみのこと。 また、壇ノ浦の戦いで関門海峡に沈んだとされている草薙神剣は形代かたしろで、本物は今でも熱田神宮にまつられている。

出所:『日本の神社100選』

≪拝殿(外玉垣御門)≫
≪中重(なかのえ)の鳥居・内玉垣御門・瑞垣御門・本殿≫
≪信長塀≫
 三十三間堂の太閤塀、西宮神社の大練塀と並ぶ日本三大土塀のひとつ。
≪佐久間灯籠≫
 南禅寺の佐久間灯籠、上野東照宮のお化け灯籠と並ぶ日本三大灯籠のひとつ。

更新日:2020/05/05