日本全国で霊場は何箇所くらいあるのでしょうか?

 正確な数は分かりませんが、『全国霊場巡拝事典 改訂新版』(大法輪閣,2005年)には、巡ることのできる霊場として369箇所が収録されています。 その後も復興や創設が続いて数は増加しており、活動を休止している霊場も含めると、現在では600箇所を超えています。(管理人調べ)

 霊場の種類は何が多いのでしょうか?

 『全国霊場巡拝事典 改訂新版』に収録されている霊場数の内訳は下表の通りです。 1番の七福神霊場が48%、2番の観音霊場が22%を占め、この2つだけで全体の70%に達しています。 西国三十三所に代表される観音霊場より七福神霊場の方が多いことを、少し意外に感じられたかもしれませんが、これは昭和以降に七福神霊場の復興や創設が相次いだためです。 (「2.御朱印の旅 七福神めぐり」参照)

表 『全国霊場巡拝事典 改訂新版』に収録された霊場数
種類霊場数
(割合)
地方別内訳
北海道
・東北
関東中部近畿中国四国九州
七福神霊場178 (48%) 138430286116
観音霊場81 (22%) 111719161035
弘法大師霊場36 (10%) 0984663
薬師霊場14 ( 4%) 0333311
不動霊場13 ( 4%) 3431011
十三仏霊場12 ( 3%) 2206110
地蔵霊場10 ( 3%) 1204201
十二支霊場4 ( 1%) 0210010
その他21 ( 6%) 02314110
合 計369 301256776292517
(注)札所が複数の地方に広がっている場合は、札所数が最多の地方でカウント。

 観音霊場は札所が33ヶ所もありますが、七福神霊場なら7ヶ所程度で気軽に巡ることができます。 これから霊場巡りを始めたいと思っておられる方には、まずご近所の七福神巡りから始められることをお勧めします。


都七福神まいり

更新日:2017/07/22