四宗兼学と八宗兼学

 四宗兼学(ししゅうけんがく)および八宗兼学(はっしゅうけんがく)とは、日本の仏教の4つまたは8つの宗派の教義を併せて広く学ぶことを指します。

 他に「二宗兼学」「三宗兼学」「五宗兼学」「六宗兼学」という言葉もありますが、それぞれ内容の組合せは固定されていません。

 江戸時代までは兼学の寺院が多くありましたが、本寺・末寺の関係と所属宗派を明らかにするという明治政府の宗教政策から、明治時代以降は兼学寺院が少なくなりました。

 現在も兼学寺院として残っている寺院には、次のようなところがあります。

  • 延暦寺
  • 東大寺
  • 四天王寺
  • 善光寺
  • 華厳寺

二宗兼学
例1 例2
1天台 天台
2真言 浄土
三宗兼学
例1 例2
1天台 天台
2真言 真言
3 華厳
四宗兼学
例1 例2 例3
1円(天台) 天台
2密(真言) 真言 密(天台・真言)
3
4戒(律) 浄土 浄土
八宗兼学
一般 学派上
1天台宗 三論宗
2真言宗 成実宗
3日蓮宗 法相宗
4曹洞宗 倶舎宗
5臨済宗 華厳宗
6浄土宗 律宗
7浄土真宗 天台宗
8時宗 真言宗