京極通三十三所
全国ふるさと三十三所巡礼辞典 現在
宝永5年(1708)までに創設。「京極通」は「寺町通」の古名。京都市内寺町通りの巡礼路。廃寺院が多く、「洛中絵図」に見られる整然とした寺院町の巡礼は不可能。 北区・上京区・中京区・下京区(左京区)
1 天寧寺 天寧寺
2 長福寺 「長福寺[1]」廃寺
※ 明治維新の際
3 慈福寺 慈福寺
4 阿弥陀寺 阿弥陀寺
5 十念寺 十念寺
6 佛陀寺 仏陀寺
7 蘆山寺[2] 廬山寺
8 革堂 革堂[3]
9 三福寺 三福寺[3]
10 西性寺[4] 西昌寺[3]
11 清光寺 清光寺[3]
12 佛光寺 佛光寺[3]
13 信行寺 信行寺[3]
14 大恩寺 大恩寺[3]
15 教安寺 教安寺[3]
16 専称寺 専称寺[3]
17 正念寺 正念寺[3]
18 見性寺 見性寺[3]
19 正行寺 正行寺[3]
20 下御霊(成圓寺) 下御霊神社 /観音堂は成円寺
※ 明治時代の神仏分離
21 福勝寺 福勝寺[3]
22 天性寺 天性寺
23 誓願寺 誓願寺
24 誠心院 誠心院
25 長金寺 廃寺[5] /一言観音は誓願寺
※ 明治時代
26 西光寺 西光寺
27 常楽寺 常楽寺
28 金蓮寺 金蓮寺
※ 大正15年(1926)、寺町四条から現在地へ移転
29 春長寺 春長寺
30 乗願寺 乗願寺
31 永養寺 永養寺
32 上徳寺 上徳寺
33 新善光寺 新善光寺
[1]拾遺都名所図会(巻之一)」の中に以下の記述があります。 「威王山長福寺 同街(=京極通)條違橋(すぢかひばし)の北にあり、宗旨四宗兼学。」
[2]正式な漢字は[]ですが、原文通り[]と表記します。
[3]いずれも、宝永5年(1708)の大火後、京極通(現・寺町通)から現在地へ移転しました。 元禄9年(1696)の「京大絵図」を見ると、京極通沿いに革堂から福勝寺までの各寺院が描かれています。
[4]現在は「西昌寺」と表記しますが、元禄6年(1693)頃の洛中を描いた「洛中絵図」を見ると、「西性寺」の表記が見られます。
[5]都名所図会(巻之一)」の中に以下の記述があります。 「長金寺は誠心院の西向ひなり 一言堂といふ 本尊十一面観音は弘法の作」