京都十六社
ご りょう じん じゃ
御靈 神社
祭神 
ご利益こころしづめ 厄除開運 学業成就
住 所
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備 考通称:上御霊神社

 当神社は延暦十三年(七九四)平安京遷都にあたり桓武天皇の勅願により、崇道天皇(早良親王)の御神霊を現在の社地に祀り、京都の守護神とせられたのがその始めであります。 その後仁明天皇、清和天皇両朝に至り井上大皇后、他戸親王、藤原大夫人、橘大夫、文大夫の神霊が合祀され、貞観五年(八六三)五月神泉苑に六所の神座を設け悪疫退散の御霊会を勅修せられた事は史上明らかであり、のち更に火雷神を吉備大臣を併祭されるに至り、世に八所御霊、又は八所御霊大明神と称え奉り、国家守護、禁裏産土神(きんりうぶすながみ)、都民擁護の神社として長久に鎮座せられるのであります。 貞観御霊会は御霊祭の起源であり、以来その伝統は一千百余年連綿として継承され、現在祭礼当日渡御される神輿は後陽成天皇、後水尾天皇、牛車は後陽成上皇より寄進せられ、氏子町中より供奉される指鉾も歴朝の寄進多くいずれも往時を偲ぶ由緒深き貴重なる文化財であります。

 又、往古境内は御霊の森と云い現在の約二倍あり、文正二年(一四六七)室町幕府管領畠山政長がこの森にたてこもり(東陣)西軍山名方と一戦交えたのが応仁の乱の幕開けとなったことは史上有名であります。

出所:『御靈神社(上御霊神社)由緒』ちらし

更新日:2017/02/19