京都十二薬師
第十二番
じょう る り ざん えい ふく じ
浄瑠璃山 永福寺
深草浄土宗 単立
本尊 薬師如来
札所本尊
たこ
蛸薬師
御詠歌八軸の みのりのふみの たこやくし
 うちおさめたる 十二大願
住 所
電 話
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備 考通称:蛸薬師堂
 

養和元年(1181)林秀僧正が夢告により伝教大師僅刻の石の薬師如来を比叡山より勧請し、二条室町に堂宇を建立して永福寺と名付けたのが始まり。

建長(1249〜1256)の初め、病の母のために蛸を買いに出かけた僧・善光が町人にこれを見咎められ、一心に薬師如来に願うと蛸が法華経の経巻に変わり、母の病は無事完治したと伝えられる。

以来、蛸薬師と呼ばれるようになる。[1]

出所:『京都十二薬師霊場』パンフレット


[1]永福寺が中京区室町二条下ル蛸薬師町にあった当時は、池の中島に本尊の薬師如来を安置していたので、水上薬師または沢(たく)薬師と称していました。 この「沢薬師」が「蛸薬師」に転化したというのが真相のようです。

更新日:2023/11/16