神仏霊場 特別参拝 |
こう たい じん ぐう |
じん ぐう ない くう |
皇大神宮 |
(神宮内宮) |
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「日本人の魂のふるさと」といわれる神宮は、皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)からなり、内宮は、五十鈴川の清流のほとり、緑濃い森のなかの清浄と静寂の聖地に鎮まる。
参道の奥にある御正殿は、唯一神明造り。
柱は檜の素木。
地中に直接埋め込まれた掘立柱式で、床は高く、板壁の外周に高欄が施された簀子縁がめぐらされている。
萱葺きの屋根には千木、鰹木。
素朴で簡素そのものだ。
祭神天照大御神は、代々、天皇の宮殿の内に奉安されていた。
神威を畏れた崇神天皇は、初めて皇女豊鍬入媛命に命じて、大和笠縫村に遷させた。
さらに垂仁天皇が皇女倭姫命に鎮座の地を求めさせ、伊勢国度会の宇治五十鈴の川上に、神宮を創建した。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋