神仏霊場 特別参拝 |
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外宮の神、豊受大御神は、内宮の鎮座から500年ほど遅れ、5世紀後半、雄略天皇の代に、天照大御神のお告げにより、丹波国から伊勢の度会の山田の原に迎えられたという。
豊受大御神は、稲霊とされ、御饌都神、つまり天照大御神の食事を司る神である。
この神は養蚕をはじめたことから、五穀豊穣はもちろん、漁業、畜産などすべての産業を守護する神として信仰されている。
外宮では、忌火屋殿で調理した御神饌を御饌殿に運び、天照大御神をはじめ、内宮、外宮、別宮のすべての神々に供進する。
御饌殿では、毎日、朝と夕の二度、御饌を奉る神事「日別朝夕大御饌祭」が、鎮座以来、一日も絶えることなく行なわれている。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋