神仏霊場 奈良2番 |
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古代より信仰の対象となっていた御蓋山の山麓、古くから春日野とよばれる地に、平城京鎮護の神として創建された。
平城遷都後まもなく、藤原不比等が崇める鹿島神を遷したことにはじまるという。
768年(神護景雲2)に、四棟の春日造りの本殿を創建。
第一殿に武甕槌命、第二殿に経津主命、第三殿に天児屋根命、第四殿に比売神を祀る。
武甕槌命は鹿島神宮(茨城県)、経津主命は香取神宮の祭神で、どちらも武勇の神。
天児屋根命と比売神は、祭祀を司る神である。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋