神仏霊場 奈良7番 |
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2万平方メートルをゆうに超える境内地は、山辺の道の西方に東西に長く、巨大な森をつくっている。
『延喜式』神名の大和国山辺郡の筆頭に「大和坐大国魂神社三社」と記されるのが、この神社である。
社名の大和は、「大倭」と書かれることもある。
旧上街道(上ツ道)に面する一の鳥居から、300メートルほど続く長い参道の奥に、拝殿と本殿が建つ。
拝殿は三社あり、中央に日本大国魂大神、向かって右に八千戈大神、左に御年大神が祀られている。
主神の日本大国魂大神は、大地主大神ともいい、地鎮祭の折には、この神に祈るのがならわしとなっている。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋