神仏霊場
奈良11番
とう しょう だい じ
唐招提寺

律宗
本 尊
住 所
電 話
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備 考24番

 唐の高僧鑑真がんじんが、日本の求めに応じて来日を決意したのは、742年(天平14)。 苦難のすえ失明しながら、六度目の渡航でようやく日本の土を踏んだのは、753年(天平勝宝5)のことだった。 唐招提寺は、僧綱そうごうの任から解放された鑑真が759年(天平宝字3)に、律宗の道場「唐律招堤とうりつしょうだい」を開いたことにはじまる。
 大和上だいわじょうの号と、故新田部にいたべ親王の旧宅を与えられるという破格の待遇を受けた鑑真は、旧宅に道場を営んだ。 律学研究の学問所は、鑑真を支援する貴族たちからの寄進により、しだいに本格的な寺院としての体裁を整えていく。 そして、時期は定かではないが、官寺に準ずる定額寺じょうがくじ・唐招提寺となった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋