神仏霊場 奈良20番 |
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畝傍山は、耳成山・天香久山とともに大和三山に数えられる、標高199メートルの雄々しい山である。
『日本書紀』によれば、その東南山麓には、神倭伊波礼毘古命が即位した橿原宮があった。
日本初の天皇、神武天皇が誕生したとされる地に、49万平方メートルを超える広大な神域を有する橿原神宮は、「ゆかりの地に神社を」という県や地元住民の請願をきっかけに、1890年(明治23)にご鎮座された。
祭神は神武天皇と、その皇后である。
神武天皇を主神とする神社は、それまでにはなかった。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋