神仏霊場
奈良23番
むろ う じ
室生寺

真言宗室生寺派
本 尊
住 所
電 話
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備 考36番

 室生山むろうさんは、わが国の並ぶもののない「真言の勝地」といわれる。
 古くから「女人にょにん高野こうや」として知られ、女性の参詣さんけいを許してきた室生寺は、火災や兵火の被害を一度も受けることなく、8世紀の山岳寺院の姿を今に伝える稀有けうな寺院である。 山に抱かれるように堂塔が点在し、石楠花しゃくなげや紅葉の季節はとりわけ趣がある。 山号は室生寺の文字を略した宀一山べんいちさん
 清らかな川が流れ、奇岩も多い室生山地は、古くから聖地とされ、雨乞いや五穀豊穣ほうじょうの神事が行なわれていた。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋