神仏霊場 大阪4番 |
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かつては、大阪商人にとっての本当の初詣は、「十日戎」への参拝であったといわれる。
1月10日に祭礼の行なわれる今宮戎神社で商売繁盛を祈願し、福笹をいただいて帰ることで、その年の仕事が本格化した。
社伝によると、賑わいを見せはじめるのは中世以降のことらしい。
市場経済が活発化するとともに崇敬者が増えていった。
近年は招福の神としても親しまれ、十日戎の参詣は100万人を超える。
えびす(恵美須、戎、夷)神は、七福神のなかで唯一の日本の神。
事代主命、少彦名命、火遠理命(山幸彦)などと同一神とされることが多い。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋