神仏霊場 大阪6番 |
|
真言宗泉涌寺派 |
|
「たなべのお不動さん」の名前で親しまれる。
JR阪和線南田辺駅北東の、商店と住宅、寺の多い町中にある。
駅から歩いて5分足らず。突然に森が迫り、築地塀に囲まれた巨木の茂る一画が、法楽寺である。
平清盛の嫡男、重盛ゆかりの寺で、1178年(治承2)に創建されたと伝わる。
しかし、街道沿いにあったことから、しばしば兵火に遭い史料が焼失。
詳しい歴史はよくわからないが、樹齢約1000年の楠の大木が、寺の歴史を語っている。
山門のすぐ後ろに、燦然と黄金色に輝く相輪を載せた、まだ新しい三重塔がそびえ立つ。
その南西前に、1996年(平成8)に落慶法要をした「平成の三重宝塔」の由来を記したプレートが据えられている。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋