神仏霊場 大阪7番 |
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古代日本成立の地、大阪の「上町台地」に鎮まる。
地下鉄谷町線と千日前線が交差する谷町九丁目駅より、谷間筋を南へ歩くと表参道に出る。
古く平安時代には「難波大社」とよばれた古社で、今なお広い境内に豊かな緑を湛える。
社殿は、本殿と幣殿をひとつの屋根で葺きおろし、三つの破風を据えた「生國魂造り」という唯一無双の様式である。
現在の社殿は1956年(昭和31)に市民の篤志によって再建された。
当社の歴史は大阪で最も古く、社伝に「神武東征の砌、天皇御視察」とあり、飛鳥時代、孝徳天皇の御代にすでに神域であったことが『日本書紀』に記される。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋