神仏霊場
大阪7番
い く たま じん じゃ
生國魂神社
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考50番

 古代日本成立の地、大阪の「上町うえまち台地だいち」に鎮まる。 地下鉄谷町線と千日前線が交差する谷町九丁目駅より、谷間筋を南へ歩くと表参道に出る。 古く平安時代には「難波なにわの大社おおやしろ」とよばれた古社で、今なお広い境内に豊かな緑をたたえる。
 社殿は、本殿と幣殿をひとつの屋根できおろし、三つの破風はふを据えた「生國魂造いくたまづくり」という唯一ゆいいつ無双の様式である。 現在の社殿は1956年(昭和31)に市民の篤志によって再建された。
 当社の歴史は大阪で最も古く、社伝に「神武じんむ東征のみぎり、天皇御視察」とあり、飛鳥あすか時代、孝徳こうとく天皇の御代にすでに神域であったことが『日本書紀』に記される。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋