神仏霊場 大阪9番 |
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学問の神のイメージが強いが、疫病神を祓う神、芸能の神として、中世以降大阪の人々に最も愛された神社である。
南北3キロの天神橋商店街は、参詣道として商いをする店が立ち並び、往時の賑わいを今に伝えている。
7月25日の夏大祭天神祭は、日本三大祭の随一。
同日夜、大川で行なわれる船渡御は、百余艘の供奉船が水面を埋める、全国でも例のない大水上祭である。
境内地は、古代の難波長柄豊崎宮を守護した、地主神が鎮座する大将軍社の森だった。
そこに949年(天暦3)、村上天皇の勅願で、菅原道真公(845〜903)を祭神とする天満宮が創祀された。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋