神仏霊場
大阪11番
せ ふく じ
施福寺

天台宗
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考54番、写真

 金剛葛城かつらぎ山系の枝峰、槇尾山まきのおさん(約500メートル)山頂近くにある。 西国観音霊場のなかでも、腰をすえて参拝したい寺だ。 アプローチが長いだけでなく、車を降りて本堂までは健脚でも30分は必要。 ただし、その道中に豊かな自然の営みを十分体感でき、壮快さはこの霊場ならではのものだ。
 欽明きんめい天皇の勅願で、弥勒みろく菩薩ぼさつを本尊に行満ぎょうまんが開いたを伝わる。 その後、修験道の祖えんの行者ぎょうじゃが『法華経ほけきょう』を書写し、葛城の峰々に安置した際に巻尾(巻末)を当山に納めた。 そのことから「まき」の山号が生まれたという。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋