神仏霊場 大阪11番 |
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天台宗 |
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金剛葛城山系の枝峰、槇尾山(約500メートル)山頂近くにある。
西国観音霊場のなかでも、腰をすえて参拝したい寺だ。
アプローチが長いだけでなく、車を降りて本堂までは健脚でも30分は必要。
ただし、その道中に豊かな自然の営みを十分体感でき、壮快さはこの霊場ならではのものだ。
欽明天皇の勅願で、弥勒菩薩を本尊に行満が開いたを伝わる。
その後、修験道の祖役行者が『法華経』を書写し、葛城の峰々に安置した際に巻尾(巻末)を当山に納めた。
そのことから「巻の尾」の山号が生まれたという。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋