神仏霊場
大阪12番
みず ま でら
水間寺

天台宗
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考55番

 水間寺は全長5.5キロの水間鉄道の終点近くにある。 江戸時代には岸和田藩主の手厚い保護で栄えた寺だった。 藩主の庇護ひごがなくなった明治以後も庶民の人気は高く、1925年(大正14)には参詣客さんけいきゃくを運ぶためにミニ鉄道が開業した。
 寺伝によると、聖武しょうむ天皇の勅願で、天平てんぴょう年間(729〜749)に、のちに大僧正となった行基ぎょうきが創建した。 病床の聖武天皇の夢に現われたという観音菩薩を求めて、行基がふたつの川が合流するこの「水間」の地にやって来ると、観音の化身の16人の童子に出会った。 誘われて滝に向かうと、現われた竜神から聖観音像を授けられた、と伝わる。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋