神仏霊場 大阪16番 |
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真言系単立 |
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近鉄長野線喜志駅から金剛バスに乗り、太子前バス停で下車する。
すぐ北側の石段上に、朱色も鮮やかな叡福寺の山門(南大門)が見える。
太子寺、御廟寺ともよばれ、磯長山聖霊院の号があり、かつての郡名や地名から、石川寺、磯長寺ともいわれた太子の墓前に営まれた寺である。
四天王寺、法隆寺とともに、平安時代以降高まった、聖徳太子を崇拝する「太子信仰」の中核寺院として知られる。
歴代の天皇の崇敬は篤く、嵯峨天皇、一条天皇などがこの地に臨幸し、施物を納進した。
空海、親鸞、良忍、一遍、日蓮をはじめ、時代を超えて多くの高僧たちが参籠している。
現在もなお、太子に会いたいと、各地から多くの人が参詣する。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋