神仏霊場
大阪20番
し じょう なわて じん じゃ
四條畷神社
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考63番

 JR学研都市線四条畷しじょうなわて駅から東へ約15分。 生駒いこま山系北部の飯盛山いいもりやま(318メートル)の北西麓ほくせいろくに鎮座する。 山裾やますそに沿って南北に通る旧東高野こうや街道から、石段を百段ほど上ると、左手に銅板きの御本殿がある。 その御本殿の前に、菊の紋章のついた木製大鳥居が立つ。 境内にくすのきの多いのが印象的だ。
 祭神のくすのき(楠木)正行公まさつらこうは、鎌倉時代末から南北朝時代の武将、楠正成まさしげの嫡男。 正成公の「大楠公だいなんこう」に対して、「小楠公」とよばれる。 1348年(正平3)、北朝方のこうの師直もろなお師泰もろやす兄弟の8万の大軍相手に、飯盛山西の四條畷市から大東だいとう市付近一帯で激しく戦った。 「四條畷の決戦」として知られるこの戦いでは、正行軍はわずか3000人。敗北して退路を断たれ、自刃する。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋