神仏霊場 大阪21番 |
|
|
阪急京都本線水無瀬駅で下車。
高架線路西側の道を北に向かって歩くことおよそ10分。
左手に、ひと目で鎮守の杜とわかる木立が見える。
森は東西に延び、表参道口は西側にある。
砂利道を進み、瓦葺きの門をくぐると、社殿が見える。
拝殿・本殿は西向きである。
本殿は、江戸初期に京都御所の内侍所の古材が下賜されたものという。
承久の乱(1221年)で移され、隠岐で亡くなった後鳥羽天皇(1180〜1239)の離宮跡に、その霊を慰める「御影堂」として創建されたのが、はじまりと伝わる。
1219年(建保7)、源実朝が暗殺された後、後鳥羽上皇が朝廷の権威回復のため仕掛けたのが承久の変だった。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋