神仏霊場
大阪24番
かつ おう じ
勝尾寺

高野山真言宗
本 尊
住 所
電 話
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備 考67番、写真

 勝尾寺は、観音縁日を18日と定めた発祥の寺で、勝運信仰の対象としての歴史も古い。 山門から弁天池に架かる石の大橋を渡ると、全山の迫力が感じられる。 山中にありながら「山寺」のもつ語感にはほど遠い、力強く、また華やかな寺である。 境内は枝垂れ桜、石楠花しゃくなげ紫陽花あじさいや紅葉など、四季おりおりの草花で彩られ、近年の修復で鮮やかな朱色がよみがえった山門・多宝塔・本堂、そして法然ほうねん上人二十五霊場第五番の二階堂ほかの伽藍がらんが並ぶ。
 創建は奈良時代初めの727年(神亀4)。 善仲と善算の双子の兄弟が草堂を建て、光仁こうにん天皇の皇子の開成かいじょうと山中で合流し、『大般若経だいはんにゃきょう』600巻の書写を開始。 775年(宝亀6)、弥勒寺みろくじを建立し、開成が第1代座主ざすとなる。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋