神仏霊場
兵庫1番
いく た じん じゃ
生田神社
主祭神
住 所
電 話
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備 考68番

 神戸市の三宮さんのみや中心部に位置するが、緑豊かな境内には周辺の繁華街とは別世界の静けさが漂う。 北側の生田の森は、平安時代の皇族や貴族に親しまれ、多くの和歌に詠まれた森で、せい少納言しょうなごんの『枕草子まくらのそうし』にもその名がみられる。 源平合戦の際、平家軍がこの森を東の城戸きどにして陣を張ったため、源平ゆかりの史跡が各所に残されている。
 祭神の稚日女わかひるめのみことは、若く瑞々みずみずしい日の女神。 天照あまてらす大神おおみかみの幼名とも、妹だともいわれる。 201年(神功皇后摂政1)、難波なにわに向かっていた神功じんぐう皇后の船が、突然進まなくなった。 務古むこ水門みなとかえってうらなったところ、天照大神の神託があり、それに従い稚日女尊が「活田いくた(現在の生田)の地にまつられた。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋