神仏霊場 兵庫1番 |
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神戸市の三宮中心部に位置するが、緑豊かな境内には周辺の繁華街とは別世界の静けさが漂う。
北側の生田の森は、平安時代の皇族や貴族に親しまれ、多くの和歌に詠まれた森で、清少納言の『枕草子』にもその名がみられる。
源平合戦の際、平家軍がこの森を東の城戸にして陣を張ったため、源平ゆかりの史跡が各所に残されている。
祭神の稚日女尊は、若く瑞々しい日の女神。
天照大神の幼名とも、妹だともいわれる。
201年(神功皇后摂政1)、難波に向かっていた神功皇后の船が、突然進まなくなった。
務古水門に還って卜ったところ、天照大神の神託があり、それに従い稚日女尊が「活田(現在の生田)の地に祀られた。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋