神仏霊場
兵庫2番
にしの みや じん じゃ
西宮神社
主祭神
住 所
電 話
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備 考69番

 福の神として全国で進行される、「えびす神」の総本社。 創建年代は明らかではないが、平安時代に編纂へんさんされた辞書『伊呂波いろは字類抄じるいしょう』に「えびす」の名がみられ、そのころにはすでに鎮座していたと考えられる。 社伝によれば、えびす神は海上渡来の漁業神であったが、商業の発展にともない市神いちがみ・商業神ともなり、室町時代には七福神信仰によりえびす神が福の神の代表として、人形繰りや謡曲・狂言などの芸能を通じて全国に広まっていった。
 戦国時代に後奈良ごなら天皇の寄進を受けたのをはじめ、桃山時代には豊臣秀頼ひでより、江戸時代には4代将軍徳川家綱いえつなにより造営がなされた。 徳川幕府から神像札の版権を得て、独占的に全国に配札、農村でも農業の守り神として信仰されるようになった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋