神仏霊場 兵庫3番 |
|
|
201年(神功皇后摂政1)武庫の地・廣田の国(現芦屋市・西宮市・尼崎市西部)に創建されたと伝わる古大社。
祭神の天照大神は、わが国の八百万の神々のなかでも最高至貴とされる神。
神功皇后が、三韓出兵から戻るとき、神託に従って天照大神の荒魂を祀ったのが、この廣田神社であった。
それ以来、伊勢の皇大神の別体として朝野の崇敬を集め、大同年間(806〜810)に神封41戸を奉献される。
868年(貞観10)、従一位に叙せられ、『延喜式』では名神大社に列せられ、奉幣勅使を差遣された。
『日本書紀』の随所に廣田の名がみられ、上代より国家的な規模で、崇敬されてきたことがわかる。
明治に入ってからは、兵庫県で唯一の官幣大社に列せられた。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋