神仏霊場
兵庫3番
ひろ た じん じゃ
廣田神社
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考70番、写真

 201年(神功皇后摂政1)武庫むこの地・廣田の国(現芦屋あしや市・西宮にしのみや市・尼崎あまがさき市西部)に創建されたと伝わる古大社。 祭神の天照あまてらす大神おおみかみは、わが国の八百万やおよろずの神々のなかでも最高至貴とされる神。 神功じんぐう皇后が、三韓出兵から戻るとき、神託に従って天照大神の荒魂あらみたままつったのが、この廣田神社であった。 それ以来、伊勢いせの皇大神の別体として朝野の崇敬を集め、大同年間(806〜810)に神封41戸を奉献される。 868年(貞観10)、じゅ一位に叙せられ、『延喜式えんぎしき』では名神みょうじん大社に列せられ、奉幣ほうへい勅使を差遣された。
 『日本書紀』の随所に廣田の名がみられ、上代より国家的な規模で、崇敬されてきたことがわかる。 明治に入ってからは、兵庫県で唯一の官幣かんぺい大社に列せられた。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋