神仏霊場 兵庫6番 |
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201年(神功皇后摂政1)に創祀されたと伝わり、廣田神社・生田神社と並び、神功皇后以来1800年余の歴史をもつ、由緒ある神社である。
神功皇后が神占で、事代主神の「吾をば御心の長田の国に祀れ。鶏鳴の聞こゆる里は、吾が有縁の地なり」というお告げを受け、鶏の鳴く地を探しだして社地にしたと伝えられる。
『日本書紀』にいう長田国は、東は湊川(現在の新開地)、西は須磨一ノ谷のこと(現在の長田区、兵庫区、須磨区、北区南部)で、長田神社はその中央を流れる苅藻川の中州に建てられた。
この故事にちなみ、鶏は神の使いとされ、長田の氏子は鶏肉や卵を食べなかったという。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋