神仏霊場 兵庫9番 |
|
|
姫路市街地の北部、標高300メートルほどの広峰山山頂にある。
眼下には姫路城を中心とする城下町、その先に播磨灘を望む。
創建は奈良時代の733年(天平5)。
中国から帰国した学者・廷臣の吉備真備がこの地を訪れたところ、神託を受けたという。
真備はこのことを聖武天皇に奏上して綸命を受け、翌年、現在の奥の院白幣山がある位置に社殿を建立した。
972年(天禄3)、社殿は現在地に遷され、跡地には真備を祀る吉備社が建てられた。
現在の本殿(国重文)は室町中期の建物で、入母屋造り・檜皮葺き・桁行11間。
その規模は、国内最大級の大きさを誇る。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋