神仏霊場
兵庫9番
ひろ みね じん じゃ
廣峯神社
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考76番

 姫路市街地の北部、標高300メートルほどの広峰山ひろみねさん山頂にある。 眼下には姫路城を中心とする城下町、その先に播磨灘はりまなだを望む。
 創建は奈良時代の733年(天平5)。 中国から帰国した学者・廷臣の吉備きびの真備まきびがこの地を訪れたところ、神託を受けたという。 真備はこのことを聖武しょうむ天皇に奏上して綸命りんめいを受け、翌年、現在の奥の院白幣山はくへいさんがある位置に社殿を建立した。
 972年(天禄3)、社殿は現在地にうつされ、跡地には真備をまつる吉備社が建てられた。 現在の本殿(国重文)は室町中期の建物で、入母屋いりもや造り・檜皮ひわだき・桁行けたゆき11けん。 その規模は、国内最大級の大きさを誇る。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋