神仏霊場 兵庫13番 |
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天台宗 |
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627年(推古35)、推古天皇の勅願により、インド僧の法道仙人が根本中堂を建立。
法道自らが一刀三礼(一刀を入れるごとに三度礼拝すること)して刻んだ秘仏十一面観音と、脇侍の毘沙門天、吉祥天の像を安置し、鎮護国家と豊作を祈願した。
山号は御嶽山。
行基がこの地に行脚し、725年(神亀2)、聖武天皇の命により諸尊を刻み、大講堂を建立して安置した。
1091年(寛治5)、平清盛の母祇園女御が、当寺の観音霊像に帰依して大宝塔を建てる。
次いで、後白河法王が常行堂を、池ノ二位は薬師堂を、源頼朝は阿弥陀堂を寄進・建立したという。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋