神仏霊場
兵庫15番
なか やま でら
中山寺

真言宗中山寺派
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考82番、写真

 阪急宝塚線中山駅は、「中山観音前」ともよばれ、車内アナウンスでもその名で案内される。 駅の北方、100メートルほどで山門に着く。 今よりおよそ1400年前、聖徳太子によって開かれた古刹こさつとして名高い。 山号は紫雲山しうんざん
 西国巡礼をはじめたのは、大和やまと国(奈良県)長谷寺はせでら徳道とくどう上人だとされる。 徳道上人が閻魔えんま大王から、人々を救う観音霊場をつくるようにいわれ、閻魔大王から預かった宝印(現在の納経のうきょう朱印にあたり、札所ふだしょ本尊の分身とされる)を手に、718年(養老2)行脚あんぎゃの旅に出た。 ところが、徳道上人の言葉を世の人々が信用しなかったため、やむをえず宝印を石櫃せきひつに納め、第一番札所と定めた中山寺に埋めたという。 それから200年後、花山かざん法王が宝印を掘り出し、西国霊場を再興。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋