神仏霊場 京都1番 |
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石清水八幡宮は京都盆地の南、桂川・宇治川・木津川の合流点にある男山丘陵上に鎮座する。
南総門の前に立つと、正面にひときわ高く、入母屋造り・檜皮葺き屋根の建物が目に入る。
楼門である。
現在の社殿の大半は、1631年(寛永8)に着工、1634年に完成したもので、楼門のほか本殿・幣殿・舞殿などは重文(注)。
1993年(平成5)からはじまった「平成の大修造」で、社殿は往時の姿を取り戻しつつある。
創建は清和天皇の御代に遡る。
859年(貞観1)7月、奈良大安寺の僧行教(生没不詳)が宇佐八幡大神から託宣を受け、その翌年(860年)4月、朝廷の木工寮により建立された八幡造りの宝殿に鎮座した。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋
(注) 2016年(平成28)、国宝に指定されました。