神仏霊場 京都4番 |
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東寺真言宗 |
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平安京の表玄関として造営された羅城門の東西に、西の西寺とともに、東に東寺が建てられた。
正式には教王護国寺。
京都の人々の呼称は、「弘法さん」。
嵯峨天皇からこの寺を賜った弘法大師空海にちなんだものである。
毎月21日の弘法さんの縁日には、境内で「市」が開かれ、古道具や古着、植木などの露店には、お参りの人ばかりでなく、一般・内外の観光客も混じって賑わう。
新年の初弘法、年末の終弘法には20万人余りがつめかける。
東寺は、桓武天皇による平安遷都の2年後の796年(延暦15)、官寺として創建された。
造東寺長官に大納言藤原伊勢人が任命される。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋