神仏霊場
京都5番
よし みね でら
善峯寺

天台宗単立
本 尊
住 所
電 話
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備 考87番、写真

 西山連峰の釈迦岳しゃかだけ東麓とうろくに建つ。 向日むこう町から東(注)竹藪たけやぶの道を経て阿智坂あちさかを登れば、楼門前に至る。 石段の先に本堂の観音堂をはじめ経堂きょうどう、多宝塔が斜面に連なって配される。
 創建は、1029年(長元2)。 比叡山ひえいざん恵心えしん僧都そうず源信げんしんの弟子の源算げんざんが堂宇を建てたのをはじまりとする。 源算は、因幡いなば国(鳥取県)の生まれ。 9歳のときに恵心僧都に師事。 西山に入って修行道場の建立を思い立つが、岩石に妨げられ、苦難していたところ、夜、夢に異僧(一説に阿智坂明神みょうじんの化身)が現われ、援助を告げた。 次の夜、いのししの大群が岩を穿うがって基壇を造り、源算は一宇を建てて十一面じゅういちめん千手せんじゅ観音観音を安置した。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋

(注) JRの駅名は向日町ですが、自治体名は向日市です。方角は東ではなく西です。