神仏霊場
京都7番
まつの お たい しゃ
松尾大社
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考89番、写真

 嵐山の南、松尾山を背に、かつら川を前にして東面する。 『延喜式えんぎしき神名じんみょうでは名神みょうじん大社に定められ、二十二社の4番目に列せられた。 太古、この地方一帯に住んでいた住民が、松尾山の神霊を守護神としたのが起源といわれ、5世紀ころはた氏がこの地に移住し、松尾の神を一族の総氏神うじがみとして信仰した。
 701年(大宝1)、文武もんむ天皇の勅命により、はたの忌寸都理いみきとりが現在地に社殿を創建したのがはじめで、平安遷都後は賀茂かも両社(上賀茂かみがも下鴨しもがも)と並んで皇城鎮護の社としてあつく信仰された。 仁明にんみょう天皇が都の安泰を祈願して勅使を派遣したのをはじめ、歴代天皇の行幸は10度にもおよび、以後も各幕府によって社領を安堵あんどされてきた。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋