神仏霊場
京都10番
じん ご じ
神護寺

高野山真言宗
本 尊
住 所
電 話
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備 考92番、写真

 「雨晴れて 白雲探し 紅葉山」 高浜たかはま虚子きょし
 文人が好んで訪れた高雄山たかおさん神護寺は、京都市の北西に位置し、古くから紅葉の名所として知られる。 正式名は神護じんご国祚こくそ真言寺しんごんじ
 和気わけの清麻呂きよまろ道鏡どうきょうの天皇位継承を阻止してのち、781年(天応1)、桓武かんむ天皇に神願寺の建立を願い出て許され、河内かわち伽藍がらんを建てた。 しかしこの地は新寺に適さず、清麻呂の子の真綱まつならが高雄にあった高雄山寺たかおさんじを神願寺と合併し、824年(天長1)、「神護国祚真言寺」と改めた。
 これより先の802年(延暦21)、高雄山寺で最澄さいちょう法華会ほっけえを修し、812年(弘仁3)には唐から帰国した空海くうかいが金剛界灌頂かんじょう、胎蔵灌頂を最澄らに授けている。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋