神仏霊場
京都12番
にん な じ
仁和寺

真言宗御室派
本 尊
住 所
電 話
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備 考94番、写真

 洛西らくせい双ヶ岡ならびがおかの北に建ち、御室おむろと尊称されるみやびな寺である。 御室は、仁和寺第1世となった宇多うだ法王の御座所を意味し、現在、周辺の地名も、この寺のゆかりで御室とよばれる。 壮大な二王門をくぐると、参道は、北へ真っすぐに中門をて金堂に至る。 境内は広々と、左右の堂塔までもが大きくゆったりとした構えである。
 886年(仁和2)、光孝こうこう天皇が鎮護国家祈願のため、この地の大内山のふもと御願寺ごがんじとして造営をはじめたが、志半ばで亡くなり、宇多天皇がその遺志を継いで888年(仁和4)に金堂を完成、空海の弟子の東寺長者真然しんぜんを導師に落慶法要が営まれた。 寺名は、創建の年号によった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋