神仏霊場
京都15番
きた の てん まん ぐう
北野天満宮
主祭神
住 所
電 話
URL
備 考97番、写真

 「天神さん」といえば、京都では「北野天満宮」である。 祭神の菅原すがわらの道真みちざねは、学問の神様としてあつい信仰を受けている。 毎月25日は縁日であり、多くの参拝者でにぎわう。
 宇多うだ醍醐だいご天皇から重用され右大臣として活躍した道真は、901年(昌泰4)、藤原時平ときひら讒言ざんげん大宰権帥だざいのごんのそちに左遷され、2年後に大宰府で薨去こうきょした。 道真の死後、内裏清涼殿せいりょうでんの落雷や、時平が急死するなど都には天変異変が続いた。 923年(延長1)、時平の娘の生んだ保明やすあきら親王が没したが、世を挙げて道真の怨霊おんりょうのなせることと恐れた。
 右京七条四坊に住む多治比たじひの文子あやこ託宣を受け、当初は家の辺りに小祠を建てて祀っていたが、947年(天暦1)、再度託宣を受け、北野に祠を移した。 北野天満宮の創建である。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋