神仏霊場 京都18番 |
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臨済宗 |
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京都御所の北西隣、烏丸通に面して白壁の塀がとりまく清浄な門跡寺院である。
尼五山のひとつ。
山号は岳松山と号する。
もと聖護院の地で、聖護院が1675年(延宝3)に火災に遭って現在地に移転、その跡に1697年(元禄10)、一条東洞院から移された。
開基は無相定円禅尼。
禅尼は光厳天皇の妃であったが、1368年(貞治7)、光厳天皇の法事が嵯峨・天龍寺で営まれたとき、春屋妙葩について出家した。
のち足利幕府第3代将軍義満から室町御所の岡松殿に迎えられ、禅尼はここを住居としたが、没後、遺言によって寺とし、法名の大聖殿無相定円禅尼にちなみ、大聖寺と号したのがはじまりという。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋