神仏霊場 京都20番 |
|
|
![]() |
京都御所の北、地下鉄烏丸線鞍馬口駅の東にある。
この地には、かつて最澄(伝教大師)によって開かれ、平安京遷都以前からこの地域で勢力を誇った出雲氏の氏寺と伝わる上出雲寺(小山寺)があった。
上出雲寺は『延喜式』七寺のひとつ。
御靈神社はその鎮守社で、『延喜式』神名にある「出雲井於社」とする説もある。
創建年月は不明だが、社伝によれば794年(延暦13)、桓武天皇が長岡京から平安京に遷都したとき、弟の早良親王の霊を祀ったのがはじまりとされる。
長岡京遷都のとき、推進者の藤原種継の暗殺事件があり、早良親王に、事件に連座したという嫌疑がかけられた。
流罪となった親王は食を断ち、流刑地の淡路島に向かう途中で亡くなり、遺骸は淡路島に葬られた。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋