神仏霊場
京都23番
くら ま でら
鞍馬寺

鞍馬弘教 総本山
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考105番、写真

 叡山えいざん電鉄の始発駅出町柳でまちやなぎから終着駅の鞍馬くらままで30分。 駅を出ると、朱塗りの仁王門が鞍馬山中に埋まるように建つ鞍馬寺に導く。 中腹の多宝塔前まではケーブルもある。 杉木立に囲まれたほの暗い参道はつづら折りの山道で、みなぎる自然の霊気を全身に浴びながら、鎮守社の由岐ゆき神社をて本殿金堂に至る。 寺は、松尾山しょうびさん金剛寿命院こんごうじゅみょういんと号する。
 『鞍馬蓋寺あんばがいじ縁起』によると、770年(宝亀1)、苦難13年を経て来日した唐の高僧鑑真がんじん和上わじょうの高弟鑑禎がんちょうが、和上の示寂7年目の正月、夢で「山城やましろ国北方高山に霊地あり」というお告げを受け、宝のくらを置いた白馬に導かれ、途中、毘沙門天びしゃもんてんの加護を得て草庵そうあんを結んだのを開創とする。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋