神仏霊場 京都23番 |
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鞍馬弘教 総本山 |
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叡山電鉄の始発駅出町柳から終着駅の鞍馬まで30分。
駅を出ると、朱塗りの仁王門が鞍馬山中に埋まるように建つ鞍馬寺に導く。
中腹の多宝塔前まではケーブルもある。
杉木立に囲まれたほの暗い参道はつづら折りの山道で、漲る自然の霊気を全身に浴びながら、鎮守社の由岐神社を経て本殿金堂に至る。
寺は、松尾山金剛寿命院と号する。
『鞍馬蓋寺縁起』によると、770年(宝亀1)、苦難13年を経て来日した唐の高僧鑑真和上の高弟鑑禎が、和上の示寂7年目の正月、夢で「山城国北方高山に霊地あり」というお告げを受け、宝の鞍を置いた白馬に導かれ、途中、毘沙門天の加護を得て草庵を結んだのを開創とする。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋