神仏霊場
京都27番
せき ざん ぜん いん
赤山禅院

天台宗
本 尊
住 所
電 話
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備 考109番、写真

 比叡山ひえいざんの西隣、赤山のふもと幽邃ゆうすいの地にある。 赤山せきざん明神みょうじんまつり、赤山明神社、赤山明神ともよばれる。 比叡山・延暦寺えんりゃくじの守り神であるとともに、京都御所から表鬼門の方角にあたり、「皇城守護」の寺でもある。
 創建は、888年(仁和4)。 864年(貞観6)正月14日、慈覚じかく大師円仁えんにんが71年の生涯を閉じるとき、禅院の建立を弟子の安慧あんねに遺言したという。
 最後の遣唐船で入唐にっとうした円仁は、天台山巡礼を申し出るが許されず、赤山法華院の僧や人々の温かい支えで五台山にたどり着き、苦難をて帰国する。 円仁は、この入唐時代の赤山法華院への感謝と仏恩報謝から、ゆかりの寺院建立を悲願としていた。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋