神仏霊場 京都29番 |
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臨済宗相国寺派 |
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東山三十六峰の一峰で、大文字の送り火で名高い如意ヶ岳の懐に建つ。
正しくは東山慈照寺。
北山金閣寺と対称して銀閣寺とよばれる。
春は門前の小道に沿って植えられた桜並木が花のトンネルを作り、拝観の人々も足を延ばして賑わう。
慈照寺は1482年(文明14)、室町幕府8代将軍足利義政が荒廃した浄土寺跡に築いた山荘「東山殿」を前身とする。
1490年(延徳2)、義政の死去にともない、その遺言から無窓疎石を追請開山とし、相国寺から宝処周財を迎えて禅刹とされた。
寺号は義政の法名「慈照院喜山道慶」による。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋