神仏霊場
京都31番
しん しょう ごく らく じ
真正極楽寺

天台宗
本 尊
住 所
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備 考113番、通称:真如堂、写真

 真正しんしょう極楽寺ごくらくじは、吉田よしだ山の東南に続く、小高い丘の上に建つ。 山号は鈴声山れいしょうざん。 京都に住む人は、親しく「真如しんにょ堂さん」とよぶ。
 慈覚じかく大師円仁えんにんが、大津の苗鹿のうか明神みょうじんから賜ったかしわの霊木を自刻して延暦寺えんりゃくじ常行堂じょうぎょうどうまつった阿弥陀あみだ如来にょらいを、984年(永観2)に戒算かいさん上人がとう三条院詮子せんしの離宮であった現在地に移したことにはじまる。
 992年(正暦3)に離宮を捨てて寺院とし、戒算が開山となる。
 994年(正暦5)、一条いちじょう天皇の勅命により本堂を建立し、勅願寺とする。 その寺跡は現在の境内地の東北にあり、元真如堂と号する。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋