神仏霊場 京都31番 |
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天台宗 |
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真正極楽寺は、吉田山の東南に続く、小高い丘の上に建つ。
山号は鈴声山。
京都に住む人は、親しく「真如堂さん」とよぶ。
慈覚大師円仁が、大津の苗鹿明神から賜った栢の霊木を自刻して延暦寺の常行堂に祀った阿弥陀如来を、984年(永観2)に戒算上人が東三条院詮子の離宮であった現在地に移したことにはじまる。
992年(正暦3)に離宮を捨てて寺院とし、戒算が開山となる。
994年(正暦5)、一条天皇の勅命により本堂を建立し、勅願寺とする。
その寺跡は現在の境内地の東北にあり、元真如堂と号する。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋