神仏霊場
京都34番
ぎょう がん じ
行願寺

天台宗
本 尊
住 所
電 話
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備 考116番、通称:革堂、写真

 京都御所の東南、寺町通に面してある。
 「霊麀山れいゆうさん」を山号にした正式な寺号よりも「革堂こうどうさん」という俗称で親しまれている。
 もと一条小川新町にあって一条北辺堂と称した。 1004年(寛弘1)、行円ぎょうえん上人が修行の途中に立ち寄り、賀茂かも明神みょうじんから授かった神木で千手せんじゅ観音かんのん像を刻んで堂内に安置し、行願寺と改めて開山となったのをはじまりとする。
 行円は あるとき、山中で一頭の鹿しかを射る。 見ると鹿は、身ごもった雌鹿めじかで、行円は殺生を深く悔い、仏心を起こして諸国の霊山で修行する。 いつも頭に仏像をいただき、身には経文を書いた鹿皮をまとっていたので、市中の人々から「革聖かわひじり」とも「かわ上人」ともよばれるようになった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋