神仏霊場 京都35番 |
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天台宗 |
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神宮道を南へ三条通を越えると、左手に巨大な楠にとり囲まれて建つ。
何百年という樹齢を重ねた楠はうねるように門前に根を広げる。
三千院(梶井門跡)、妙法院と並ぶ天台三門跡のひとつ。
山号はなく、粟田御所の名がある。
比叡山上にあった三千堂のひとつとして東塔南谷に建てられ、はじめ青蓮坊と号し、のちに天台座主行玄大僧正に譲られた。
1153年(仁平3)、鳥羽法皇の勅で第7皇子の覚快法親王が三条通と白川の交差点東北の里坊・三条白川房に住持して青蓮院と改称し、門跡寺院となった。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋