神仏霊場 京都36番 |
|
|
京都の人々にとっては「祇園さん」「八坂さん」である。
7月1日からほぼ1ヶ月にわたって繰り広げられる日本三大祭のひとつ「祇園祭」、大晦日の深夜に年越しの火縄が境内で授与される「おけら詣り」などの祭儀は、京都の季節の節目を刻む行事として、町に暮らす人々の生活のなかに完全にとけ込んでいる。
八坂神社の創祀は、社伝によれば、656年(斉明天皇2)、八坂の地に素戔嗚尊を祀る社殿を建てたことが起こりとされる。
長らく「祇園感神院」「祇園社」「祇園天神」などとよばれたが、1868年(明治1)に現在の「八坂神社」と改められた。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋