神仏霊場
京都41番
せん にゅう じ
泉涌寺

真言宗泉涌寺派
本 尊
住 所
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備 考123番、写真

 東山三十六峰を第1峰の比叡山ひえいざんから南へ数えて33峰目が泉山せんざん月輪山がちりんざんともいわれる。 泉涌寺はその懐に建つ皇室ゆかりの寺で、山号は東山とうざんと称した。 今は泉山。 皇室の菩提寺ぼだいじにあたる香華院こうげいんとして「御寺みてら」と称される。
 東大路の泉涌寺道を東に坂道を登ると、途中に「拝跪はいき聖陵」の石碑。 それを過ぎれば四脚大門がある。 大門からは玉砂利の道を下り、仏殿に至る。
 泉涌寺は、天長年間(824〜834)、弘法こうぼう大師空海が草庵そうあんを結んで法輪寺と称したのがはじまりである。 855年(斉衡2)、神修じんしゅう上人が仙遊寺としたが、俊芿しゅんじょうが1218年(建保6)に入り、泉涌寺と改称したという。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋