神仏霊場
京都42番
かん のん じ
観音寺

真言宗泉涌寺派
本 尊
住 所
電 話
URL
備 考124番、通称:今熊野観音寺、写真

 観音寺かんのんじと号する寺院は、観音正寺しょうじ、観音院を含め、全国にきわめて数が多い。 京都の観音寺は、東山三十六峰の南に連なる今熊野山いまくまのさんふもとに位置することもあって、通称「今熊野観音寺」、より親しくは「今熊野の観音さん」である。
 山号は新那智山しんなちさんと号し、現在は、南に隣り合う真言宗泉涌寺派総本山泉涌寺せんにゅうじ塔頭たっちゅうである。
 弘法こうぼう大師空海が、天長年間(824〜834)、熊野権現ごんげんの化身に会い、嵯峨さが天皇の御願によって開山したと伝える。 その後、藤原緒嗣おつぐ伽藍がらんを建立して規模が定まった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋