神仏霊場
京都43番
ふし み いな り たい しゃ
伏見稲荷大社
主祭神
住 所
電 話
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備 考125番、写真

 正月が終わると、京都の伏見稲荷大社の参詣さんけい者数や賽銭さいせん開きが、よくニュースになる。 その年の景気を占う指標となるからだ。 三ヶ日の人出は、例年関西でも屈指の神社。 稲荷神は、元来農耕神だったが、中世以後工業が興り、商業が盛んになると、殖産興業神、商業神、屋敷神などと仰がれるようになった。 全国で最も多くまつられる神で、3万社を超えると推定される。 当社はその総本宮。
 奈良時代の711年(和銅4)2月の初午はつうまの日に、稲荷神が現在の本殿(重文)の東にある稲荷山(233メートル)に鎮座したことがはじまりと伝える。 渡来系氏族のはた氏によって奉祀ほうしされた神だったが、秦氏の勢力拡大とともに、神威も増していった。

出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋