神仏霊場 京都44番 |
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本山修験宗 |
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京阪宇治線の三室戸駅から歩いて15分で山門前に至る。
山門右手から境内の谷沿いに庭園が広がる。
手前から紫陽花・躑躅・石楠花などの花が約1万5000平方メートルにわたり植栽され、なかでも紫陽花は30種、1万本を数え、紫陽花寺としても知られる。
山門をくぐり、本道(注)への石段下に踊るような字体の「ようおまいり」の石柱が立っている。
山号は明星山。
寺伝によれば、奈良末期に光仁天皇の夢告から藤原犬養が宇治に出向き、宇治川支流の渓流淵で千手観音菩薩に出会い、水中にあった1尺2寸の尊像を持ち帰ったのがはじまり。
大安寺僧の行表は勅命で御室を移して安置、名前も御室戸寺とした。
出所:『神と仏の道を歩く』から抜粋
(注) 「本堂」の誤植と思われます。